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ぼくのポリシー

カラーについて

カラーもまた、市販のカラー剤、ぼくたちが使うプロ仕様の製品ともに、多種多様です。

まず市販のカラー剤ですが、お手軽に、お安く、短時間で、案外キレイに染まって見えます。お風呂で簡単に流せるのは、ありがたいですよね。これは、メリットが多く感じられるようにメーカーさんが努力している成果です。
特にクオリティーを求めずに、染まっていればいい、色が付いていればいい、といった具合に見た目や髪の傷みが気にならない方には、向いていると思います。ただ、あくまでも化学薬品を使っていますので、その点は忘れないでくださいね。

ここであまり市販のカラー剤の悪い点を書くと、単に自分の店で染めてもらうことをプッシュしているだけと受け取られるかも知れませんので、今後はブログに少しずつ、実際にお客様に起こったトラブル等をUPしていきますね。どうぞお楽しみに!

カラーについて 写真2
カラーについて 写真3

お客様にはなぜか、ぼくたちに過去の情報を隠す方が少なくありません(笑) どういう心理か分からないのですが、こういう方、非常に多いんです。

例えば、髪の長さが40cmの方が、2年前に黒染めしたと仮定します。
髪は個人差もありますが、1ヶ月に1.2cm前後伸びます。2年の間に1.2cm×24ヶ月=28.8m伸びる計算です。根元から28.8cmの部分が、薬剤が付いていない髪ということです。これはつまり、40cmから28.8cmを引いた、毛先から11.2cmの部分には黒染めが付着していることになります。
あくまでも一般論に基づく計算ですので絶対ではありませんが、毛先に黒染めした髪が残っているのは間違いないでしょう。この毛先11.2cmが、新たにカラーを施すときに障害になるのです。

お客様は、ぼくたちに値段相応の仕上がりを求めますよね? 当然です。とはいえぼくたちも、隠された事実を情報共有していただかないことには、それに合わせた施術のしようがないのです。

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カラーについて 写真1

それでは、ぼくたちプロが使うカラー剤のお話を。

カラー剤もパーマ液と同じで、昔ながらのもの(初期のガラケーのような)から、最先端(こちらはスマホですね)のようなものまであります。まずカラーをするにあたって当店では、初めてのお客様にはカウンセリングに時間を使います。

最初にマイクロスコープで、地肌の状態を見ます。炎症はないか? 髪の毛は健康か? 皮脂の異常分泌はないか?などなどです。そこで異常を発見した場合はカラーをお断りして、病院での診察をお勧めします。

問診は、過去にカラーをしたことがあるのか? それはホームカラー? どんなホームカラーを? いつごろ? 何か月前? 何年前? どんな色を? ブリーチ? ヘナ? マニキュア?……と、いろいろ伺います。そんなにしつこく?!とお思いかもしれません。それでもお聞きするのは、薬剤の組み合わせには相性があるからです。
最近の調剤薬局には“お薬手帳”がありますよね? それも同じ理由です。やはり相性の問題なのです。

たとえば、明るい髪を黒くする“黒染め”なる商品があります。確かにお手軽ですが、黒く染めた髪を明るくするには、それ相応のテクニックが必要です。上から塗っただけでは、決して綺麗にはならないものなんです。

カラーについて 写真4

お医者さんのところに行ったら、症状についてのお話や、こんな市販薬を飲んだ、といったお話をしますよね? それと同じで、言っていただかないと知りようがないことには、対処できません。

当店のお客様のなかには、お医者様はじめ医療関係の方もいらっしゃいます。そうした方々の患者さんのなかにも、首を傾げたくなることを口に出したり、情報をキチンと伝えてくださらない方がいて、苦労されているそうです(笑)

……といったように、より良い髪色を作り上げるにはお客様のご協力が必要ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

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