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ぼくのポリシー

カットについて

カットは、どなたも定期的になさいますよね? 髪は、嫌でも伸びるものですし、ぼくらはそれで助かっているわけですが(笑)
髪の切り方にもいろいろですが、細かい技法を説明しても退屈かもしれませんので、それは何かの機会にでも。

さて、まずはぼくが考える“髪”から。

それは“人の顔の一部である”ということに集約されます。しかも面積が非常に広く、周囲の人の視界に360度丸見えの大事なパーツです。
初対面で、誰かの顔を正面からマジマジと観察する方はあまりいないでしょうが、後ろ姿はけっこう見られているものです。みなさんもふと気付くと、誰かの後ろ姿をチェックしているのでは?(笑) 特に日本人は、そんな方が多いようです。

カットについて 写真2

そして、単に切るだけのお店もあれば、考えて切るお店もあります。
切るだけのお店といえば、1,000円カットなどのいわゆる低料金店ですね。技術を求める店ではなく、ただ切るだけなので、いろいろ求めてはいけません。歩合で働いていますから、考えることはしません。給料に関係ないから、考えることは家に置いてきてます(笑) 本当に、スタイリストそれぞれに考え方が違います。
早く終わらせたい……。
給料は変わらないんだし、あまり手間をかけたくない……。
低料金がウリなんだから、手を抜いても大丈夫だよな……。
来店サイクルを短くしたいから、ライフが短い切り方でいこう……。
ウソのようで、本当の話です。

ぼくはもちろん、考えて切るほうです。お客様それぞれのご職業、性別、年齢、それに頭の形、身長、体系、髪色、髪質などなど考えるところがたくさんあります。
ぼくが考えるカットは“日常での再現性”です。どんなにかっこよくカットしてセットしても、お客様が再現できないスタイルを提案していては仕方がありません。

カットについて 写真4

お一人おひとり、ライフタイルは多種多様です。髪質や毛量、髪の生え方に頭の形、おでこの広さや耳の位置、眉の高さだって、本当に千差万別です。親子でも、似ているところもあれば違うところがあるんですから。地球上に「だれかさんとなにからなにまで同じ」なんて人はいません!

技術への取り組み方に対するぼくの基本姿勢は、毎回、一点モノのフルオーダー品を手造りで、決められた納期で、失敗が許されないことを大前提として取り組ませていただいています。
正直なところ、初めてのお客様の満足度数を高くするのは、とても難しいことです。その方について、なにも存じ上げないのですから。ですので、何度もカットさせていただきながら、お客様の髪のクセ、お手入れの仕方、お仕事、趣味などなどいろんな話をすればするほど、より理想的な完成像に近付いていきます。
「お仕事ではこういう格好だけど、プライベートはあんな感じなので、セットの仕方を二通りご提案し、カットの仕方も工夫しよう」といった具合です。

カットについて 写真6
カットについて 写真1

髪をきれいに整えている方を見て、どう思いますか?
ぼくは……
キレイにしているな~!
清潔感あるな~!
ちゃんとしているな~!
などと良いイメージに受け取ります。

では後ろ姿を見て、髪がボサボサ、伸びっぱなし、だったらどう思いますか? ぼくは正直言って、職業柄かもしれませんが「だらしないな~」と思います(もしくは「汚いな~!」)。
可愛いのにもったいないな~!
かっこいいのに台無しだな~!
この人に仕事頼んで大丈夫かな~?
髪のお手入れが行き届かないだけで、勝手にいろいろ想像されてしまいますね(笑)

カットについて 写真3

奇抜なパーティーヘアは正直、得意ではありません。ぼくが目指しているのは「お手入れが楽だな~」「おさまりがいいな~」「前は少し伸びると気になってたけど、時間が経ってもイイ感じだな~」といったように、日常生活が楽になる、お手入れに時間が短くなる、それによってお客様の時間の節約になり、そのぶんほかのことに時間を回せる……そんなアプローチです。イイと思いませんか?

たとえば学生さんは、校則や部活でのヘアスタイルのルールがありますよね? そのルールを守りつつ、キレイに、かわいく、カッコよく、清潔感があり……。考えることばかりです(笑)
男性の場合だと、スーツを着るのか? 作業服なのか? 帽子やヘルメットを被るのか? スタイリング剤を付けるのか?といったところがポイントですね。お仕事の内容や仕事着姿によって、カットの仕方のご提案が変わってきます。
女性だとこれに、髪を結ぶのか? 制服と帽子がセットになっているのか?といった要素が加わります。

カットについて 写真5

日本には四季があり、気温や湿度、紫外線の量も日々変化します。そうなると、春はこんな感じ、梅雨どきはこんな感じ、夏は……、秋は……、冬は……本当に考えることが尽きません。ぼくの趣味はこの“考えること”なので、退屈せずにすむというものです(笑)

お付き合いが長ければ長いほど 、お客様の体調の変化なども分かるようになり、仕上がりのクオリティもどんどん上がっていきます。現状に満足いただけないならば、ぜひしばらくの間お付き合いくださると、よりご納得いただけるものをご提供できる自信があります。ぜひ、ぼくをお試しください。

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