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ぼくのポリシー

縮毛矯正について

縮毛矯正、これもまた薬品処理です。
パーマやカラーと同じく、多種多様なのは言うまでもありませんね。
ガラケーのようなものから、スマホのような最先端のものまで、数え切れないほどの薬剤が存在します。

そして普通のパーマやカラーよりも、薬品がハードです。……ということはつまり、髪がすごーく傷むんですね。やり方にもよりますが、よりいっそうダメージがあります。

そしてこれも、施術前にお尋ねする項目が多いです。お手入れも、お客様にがんばっていただかなくてはなりません。手間がかかることをすると、髪の持ち主さんも多少なりとも手間が増えます。

縮毛矯正について 写真2
縮毛矯正について 写真3

ぼくらの技術には各自の癖や考え方が多少なりともあり、さらに働いていたお店、そして出会った先輩方からの数多くの影響が、知らず知らずのうちに及んでいます。そうしたいろんな癖を持った技術者が、あっちこっちを代わりばんこ。右側をAさん、左側をBさん、後ろ側をC君……全部ちぐはぐになります。

実際に経験した事案として、ぼくが二番目に働いたサロンでの実話をご紹介します。
そのお店には、たくさんの先輩、後輩がいました。ぼくは中間的な立ち位置でしたが、縮毛矯正をやっているときに先輩から耳打ちされました。「鏡で見える範囲はお前がやって、見えない部分は後輩のF君にやらせて、さっさと次のお客様に取りかかれ」と。言葉では「お客様」と言っていても、実際にはそうは思っていない行動ですよね?

縮毛矯正について 写真5
縮毛矯正について 写真1

たまにある事案として、お盆前や年末年始に飛び込みで「縮毛矯正、できますか?」とご来店いただくケースがあります。
もちろん、時間的な空きがあり、なおかつお客様の髪や地肌のコンディションに問題が無ければ喜んでお受けします。ですが、飛び込みで来られる方の大半が、お店を転々と移り、いろんなお店のいろんな薬剤で毛先、中間、根本、さまざまな部位にいろんな薬品といろんな技術者の癖や失敗が多数見受けられ、怖くて薬品を塗布したくなくなるような場合が多いように思います。縮毛矯正をやるのであれば、かかりつけの信頼が置ける技術者さんを見つけることをお勧めします。

縮毛矯正をお安く提供されているサロンさんをよくお見受けしますが、ほとんどの場合、見習いさんの練習台になっています。とても時間がかかり、非常に面倒で、本来はたいへん難しい技術を要するサービスをお安く提供している背景には、それなりのウラがあると思って間違いないと思います。

仕事がデキる技術者には、ほかに単価が上がる技術をバンバンこなして売り上げをあげてもらわないと、お店は成り立ちませんからね。縮毛矯正のように付きっきりで時間がかかることは見習いさんにまかせたり、複数の技術者が入れ替わり立ち代わり……ということも少なくありません。

縮毛矯正について 写真4

ぼくが最初に勤めたお店のオーナーさんは、とても厳しい方でした。こんな指示は絶対にしない人物でした。だから、辛いこともいっぱいありましたが、がんばれました。

数を経験しないと技術力は向上しませんが、大してできないヤツを平気でお客様にあたらせるお店はどうかと思います。ぼくはそ二番目のお店を、2ヶ月で辞めました(笑) 今でもやめて良かったと思っています(ちなみに、すでにそのお店はありません)。

これが、ぼくらの業界の真実なんです。良いお店はお客様ご自身がしっかり見て、感じて、探してください。

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